2010年11月9日火曜日

「じっと手をみる」

石川啄木の
働けど 働けど わが暮らし 楽にならざり じっと手を見る
から引用しました。

この短歌の解釈は、それぞれあると思いますが、私は、ポジティブに愛唱しています。
農民の手。漁民の手。工員の手。あかぎれの母親の手。生活が、そして人生が、手に出ていると思う。
啄木は、理想と現実のギャップ。その自分の不甲斐なさを詠んでいると思うのです。
自分の手が誇らしく思える「手」を作ろう!
との思いから付けました。